ラテン・カリビアンカクテルパーティー2023 in 博多・レポート&ギャラリー

ラテン・カリビアンカクテルパーティー2023 in 博多・レポート&ギャラリー

福岡と熊本を中心とした九州のバーシーンを牽引するバーテンダーたちが、ラテン&カリブをテーマにしたカクテルを振る舞うイベント『ラテン・カリビアンカクテルパーティー2023 in 博多(主催:JUAST)』を、5/28に、福岡市・博多の「GARB LEAVES」で開催しました。
当イベントは、2022年3月に東京・大阪からスタートしたラテンアメリカ諸国やカリブ海の島々を旅するように楽しむイベント「ラテン・カリビアン スピリッツフェスタ」のスピンオフ企画で今回で4回目。大阪、名古屋、沖縄での開催に続く、4都市めの開催地として九州の大都市・福岡市の博多を選びました。

会場となった「GARB LEAVES」は、3階建のビルが丸ごとレストランとなっており、屋上には開放感あふれるルーフトップテラスも構えるなど、全226席を備える大型店舗。今回はその全てのフロアを借りて開催しました。
また、カクテルを振る舞うゲストバーテンダーにおいては、福岡、佐賀、熊本、鹿児島などから、過去最多となる総勢26名が集結。当イベントの中でも最大規模での開催となりました。

メインコンテンツであるカクテル提供ブースのほかにも、スピリッツ各種を試飲提供するブースや「武蔵屋」による出展アイテムのボトル販売を行うブース、ラテン・カリブ地域にまつわるアイテムを販売する物販ブース、そして会場の「GARB LEAVES」が販売するビュッフェ形式でのフードやビールなど、豊富なコンテンツが揃いました。
今回の大きな特徴の一つとして、福岡県で洋酒も手がける酒造メーカーである「篠崎」や「西吉田酒造」そして佐賀県でジンを専門に製造する「楠乃花蒸溜所」といった、国産メーカーも出展し、地元の魅力をPRしました。

夏の暑さを感じさせるほどの快晴となった開催当日。来場者は入り口でテキーラ「サウザ」を使ったウェルカムカクテルであるパロマやソーダ割りで涼むと、4フロアからなる会場を回遊。まずは2階と3階のカクテルブースにて、ベースの特徴を活かしながらも、地元九州の素材も活用したカクテルなど、バラエティに富んだカクテルの飲み比べを楽しんでいる様子でした。
また、2階のテラスには「COHIBA ATMOSPHERE TOKYO」が葉巻の販売ブースを構え、その場で吸えることもあって、優雅に葉巻の香りを楽しみながらカクテルを堪能する方も見られました。
1階に構えたビュッフェ形式のフードスペースも好評で、美味しい食事とともにカクテルを楽しんでいる様子でした。

一方で、これまで開催と同様に、スピリッツの試飲ブースやラテン・カリブ地域の魅力が詰まった物販ブースも好評でした。
九州の酒販店「庄司酒店」が厳選したスピリッツのブースや、パラグアイ産ラムのブースは開場直後から大賑わい。そうした試飲ボトルやカクテルのベースブランドは、武蔵屋ブースにて、その場でボトルを購入できたことから、気に入ったボトルをお持ち帰りする方が目立ちました。

開場と同時に多くの人が来場し、最終的には500名以上の来場者数を記録するほど大盛況だった今回のイベント。
上野真暉さん(Bar Lapin)、池田繁樹さん(La Barre Charger /BAR010)、隅田耕一郎さん(The Bar Amber)といった九州のバーシーンの発展に寄与してきた3人が腕を振るうスペシャルカクテルブースのカクテルは、有料ながらも全て完売したほか、フリーで提供された通常のカクテルブースにおいても、イベント終了前に品切れになるブースもあるほどの盛況ぶりでした。
それほど多くのカクテルを提供したにも関わらず「日仏貿易」に協賛いただいたミネラルウォーター「ヴィッテル」を、全来場者に配布し、適切な飲酒を呼びかけたこともあって、酔いすぎる方がほとんどおらず、トラブルもなく、良い雰囲気のままイベントを終えられました。
また、女性だけのグループや若い来場者も目立ち、そうした新しい層にラテン・カリブの文化や食・お酒の魅力を伝えられたことは大きな収穫でした。

今後もこの活動を続けるべく、9/10(日)には大阪で、そして11/5(日)には名古屋で『ラテン・カリビアン カクテルパーティー』を開催する予定です。
またみなさんにお会いできることを楽しみにしています。

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