ラテン・カリビアン スピリッツフェスタ 2022 in 大阪・レポート&ギャラリー

ラテン・カリビアン スピリッツフェスタ 2022 in 大阪・レポート&ギャラリー

2014年からテキーラを中心にメキシコに関連するプロモーション活動をしてきたJUASTと、2013年から代々木公園などでラテン・カリブ域にちなんだイベントを開催してきたカリブ・ラテンアメリカストリート実行委員会が共同で企画する『ラテン・カリビアン スピリッツフェスタ 2022 in 大阪』を、3/20-21の2日間、大阪市・中津の「OSAKA FOOD LAB」で開催しました。
ラテン・カリビアン文化をより多くの方に体感してほしいという思いから、東京に続いて大阪でも今回のイベント。
会場となった「OSAKA FOOD LAB」は、中津駅の高架下を利用したイベントスペースでアクセスも抜群。
やや肌寒さはあったものの、天候に恵まれ、外からの光や風が入り込む開放的な雰囲気の中で開催されました。

用意したコンテンツは、東京開催と同じようにお酒の試飲やカクテルの販売、雑貨や民芸品の販売、そしてフードトラックはもちろんこと、大阪開催限定でセミナー・ワークショップも実施。
日本ソルトコーディネーター協会代表理事・青山志帆さんによる「自分だけのオリジナルタヒンづくり&塩セミナー」、西洋陶磁史研究家の加納亜美子さんによる「メキシコ陶磁器セミナー」、ラムとジンを展開する「ディクタドール」のブランドアンバサダー、コルボスカ・ゴーシャさんによる特別ボトルの試飲付きブランドセミナーといった幅広いプログラムが実施され、参加者はラテン・カリビアン文化の奥深さを学んでいる様子でした。

自由に飲み比べができる試飲ブースには、テキーラ、メスカル、ラム、カシャッサ、ピスコ、シンガニ、ジン、そして個性豊かなリキュールなど、基本的には東京開催と同じブランドがラインナップしたものの、いくつか大阪開催限定のブランドも。
カシャッサ「キンタダス カスタネイラス」や、日本未入荷のメスカル「LAS TONAS」が並び、来場者の注目を集めました。
会場では株式会社千雅より出展社のボトル販売。試飲して味わいを確かめた上でボトルを購入する方も少なくありませんでした。

カクテルを販売するバーコーナーでは、安藤英世さん(Bar Cactus/大阪・心斎橋)と冨尾幸司さん(Cactus Cantina/大阪・心斎橋)がテキーラ、メスカル、コカレロのカクテルを。西山圭さん(VERANO/フリーランスバーテンダー)がラム、カシャッサ、ジンのカクテルを。蒲生一敬さん(BROQUEL/兵庫・淡路市)がピスコ、シンガニのカクテルを振る舞い、大きな賑わいを見せました。

一方で会場に彩りを与えたのが物販ブース。
メキシコの雑貨や食材、トリニダード・トバゴの服飾品、エクアドルやペルーの民芸品、ブラジル雑貨など、色鮮やかな品々が並び、ラテン・カリビアン文化の豊かさが窺い知れました。

会場の外には、メキシコのタコス、ブラジルの肉料理、ジャマイカのジャークチキンなどを提供する3台のフードトラックが並びました。
同じ文化で親しまれているとあって、お酒との相性も良く、食べ合わせを楽しみながら会場に長く滞在する方も。また、これらのフードはメイン会場に入場せずとも購入できるとあって、近隣に住んでいる方やたまたま立ち寄った方もその味わいに満足している様子でした。

東京とはまた異なる雰囲気の中で開催された『ラテン・カリビアン スピリッツフェスタ 2022 in 大阪』
大阪では、まだラテン・カリビアン文化に馴染みのない方が多い印象は残りましたが、これから知りたい方や、たくさんの笑顔に包まれ、その文化の魅力や奥深さに触れていただくことができ、今後のへの期待を感じました。より一層そうした方たちが増えるように、ラテン&カリブのお酒・食・文化の更なる普及に努めていきたいと思います。